第12回日本在宅薬学会学術大会会場:名古屋国際会議場


第12回日本在宅薬学会学術大会 プレサイトをオープンしました

第12回日本在宅薬学会学術大会 開催日程

今回で第12回となる日本在宅薬学会学術大会は、2019年7月14日(日)15日(月・祝)の2日間に渡り、名古屋国際会議場にて開催いたします。
地域包括ケア時代の『在宅薬学』~その行動で目の前の地域医療が変わる~ と題して開催する学術大会では、この大会を通して多くの医療従事者の皆様と、これからの社会の中で薬剤師は何を考えどう動くのかを共有してまいりたいと考えております。

大会会長には、一般社団法人日本在宅薬学会 理事長 狭間 研至
実行委員長には、有限会社ドラッグストアー・カミヤ 代表取締役 神谷 政幸 先生

をお迎えして開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

第12回日本在宅薬学会学術大会 開催にあたって

大会会長 狭間 研至 大会会長 狭間 研至
一般社団法人日本在宅薬学会 理事長

謹啓

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。また、平素より本学会の活動について格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、第12回日本在宅薬学会学術大会を2019年7月14日(日)、15日(祝)の2日間、名古屋市の名古屋国際会議場で開催いたします。

2013年に厚生労働省から「地域包括ケアシステム」という概念が発表されて9年が経とうとしています。地域包括ケアシステムの実現時期が2025年に設定されていることを考えれば、ちょうど折り返し地点に到達したということになります。「住み慣れた場所で最期まで」ということを具現化していくためには、在宅医療の充実のみならず、病診連携、診診連携、薬薬連携、医介連携などの多職種連携に加えて、ICTやIoTの積極的な活用を通じて、超高齢社会を迎えた我が国だからこそできる何かを考えて行かなければなりません。中でも、在宅療養支援の現場での薬物治療の重要性は高く、それを支えるためには、今や6年制教育課程で養成されるようになった薬剤師のなお一層の活躍は欠かせないと考え、本学会では2009年に前身の「在宅療養支援薬局研究会」の設立以後、様々な活動を行って参りました。

4,500名を超える受講生を輩出している「薬剤師のためのバイタルサイン講習会」を基本に、現場で役に立つ様々な薬学的知識を学べる講演会・セミナーや、e-learningシステムの構築・運営。 これらの履修と現場での臨床経験を評価する「在宅療養支援認定薬剤師」制度は、現在、公益社団法人薬剤師認定制度認証機構の第三者評価を受けた唯一の在宅領域での薬剤師の認定制度になっています。

そして、2012年までは年に2回のフォーラムとしてはじめたミーティングは、2013年から年に1回の学術大会として運営しております。昨年の第11回大会では、大阪国際会議場で1,300名を上回る参加者が集い「在宅薬学の夜明け」をテーマに、活発な議論が繰り広げられました。これからの地域医療の現場で求められる「在宅薬学」という分野を、さらに深めていくために、今回は、「地域包括ケア時代の『在宅薬学』~その行動で目の前の地域医療が変わる~」をテーマに開催させていただきます。現場の薬局薬剤師はもとより、病院薬剤師、医師、看護師、介護職、さらには職能団体や行政の方々などのご参加も得て、地域医療イノベーションにつながる波を起こしていきたいと考えております。

是非、多くの先生方にご参加いただき、実りの多い情報交換、交流の場にしたいと祈願しております。
末筆ではございますが、皆様のますますのご発展をお祈り申し上げます。

謹言 2018年12月吉日

第12回日本在宅薬学会学術大会 大会長 狭間研至 (一般社団法人日本在宅薬学会 理事長)