ごあいさつ

第9回日本在宅薬学会開催にあたって

第9回日本在宅薬学会学術大会
大会会長 狭間 研至
一般社団法人 日本在宅薬学会 理事長
少子化と高齢化の同時進行、疾病構造の変化、薬物治療の複雑化といったことを背景に、薬学教育が6年制に移行した以上、この国の薬局や薬剤師は変わるはずだと思ってきました。どうやら、その私の思い込みは、それほど外れていなかったようです。

お薬を渡すまでの対物業務が基本であったのが、お薬を渡したあとどうなるかをチェックし、さらなる医薬品の適正使用につなげ、医療安全を確保するという対人業務へとシフトしてきました。

このことは、入院、外来、在宅など様々なところで起こってきましたが、実践が早かったのが在宅だったのだと思います。

在宅療養支援の現場で本当に必要とされる薬剤師、薬局、そして薬学とはなんだったのかを考え、実行してきたメンバーが集う会を、今回も真夏の大阪で開催します。

全国の同志の発表を聞くのもよし、行政や職能団体のメッセージを感じ取るのもよし、そして、できればご自身の成果を発表されるのもよし。そして、もちろん、全国の皆さんとの交流を深めるためにも、是非、大阪にお運びいただきたいと思います。

皆さんのご参加をお待ちしています!

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